【熱中症の症状とは？軽度の子供の対処方法について】
猛暑がつづき連日「熱中症」患者のニュースが絶えませんね。
熱中症は予防が出来れば一番いいかと思いますが
子供の場合は自身の体調管理については未発達であり
まわりの協力が重要となってきますね。
それでも、熱中症になってしまう可能性があります。
軽度であれば
・イオン飲料をゆっくり飲む（水分と塩分の摂取）
・わきの下や首などを氷で冷やす（血管を冷やす）
・涼しい場所に寝かせる
etc
上記のように軽度であれば親御さんでも対応できるかと思います。
今回は、熱中症を知る為にどんな症状が出るのか、軽度または重度の場合の対処方法についてお伝えします！
熱中症の症状
熱中症について軽度～重症の主な症状について見ていきましょう。
軽症の主な症状
■体温38°C未満
■大量に汗をかいている
■皮膚が冷たい
■顔色が蒼白
■四肢（手足）の痙攣
■腹痛、嘔気、嘔吐
■めまい、たちくらみ、失神
中症の主な症状
■体温40°C未満
■汗をかいている
■顔色が蒼白
■呼吸がはやい
■脈がゆっくり
■血圧が軽度低下している
■嘔気・嘔吐、めまい
■筋肉の痙攣（痛み有）
■脱力感
■興奮状態
■意識状態が悪い
重症の主な症状
■体温40°C以上
■汗をかいていない
■皮膚が赤い
■皮膚が乾燥している
■意識がない
■脈がゆっくり
■血圧が低い
■嘔吐、下痢
子供に症状が出た時の対処方法
子供が症状が出た場合どうしたらいいのか？
冒頭でお伝えした簡単な対処方法も合わせて見ていきましょう。
軽症、中症の対処方法
まず、症状が出た場合に意識障害がみられる場合は軽症、中症の対処方法を取りつつ
次の重症と同じ対応に進んでいただきたいと思います。
熱中症の対処の大きな目的は、体の体温を下げ脱水症状か脱することが目的となります。
またこの対処が応急手当となる為、熱中症の方にはまず応急手当を行っていただきたいと思います。
対処方法（応急）
■氷などで首、脇、大腿の付け根（太い血管がある場所）に当てる
■冷たい濡れタオルで身体を拭き気化熱により体温を下げる
■涼しい場所に移動し脱がせられる衣服は脱がす
■風を送り体温を下げる補助をする
■自力でイオン飲料等水分を飲めるなら摂取させる
重症の対処方法
前にもお伝えした通り熱中症の症状がでたのなら軽症、中症の対処方法を取りつつ
以下の症状ならば速やかに医療機関を受診してください（救急車を呼ぶなど）
■意識障害（意識が無いおよびほとんど無い等）
■全身の痙攣
■汗が出ていない
■体温40℃以上
子供の熱中症について
さて、子供に症状が出た時の対処方法などについてお伝えしてきましたが、
これは大人でも変わらないかと思います。
では、なぜ子供について若干ピックアップしたのかについて
お伝えしたいと思います。
子供は自身で予防できない
子供と大人の大きな違いはこの、「自身での予防」かと思います。
子供は自身の体調について気づかない場合があり、
まわりの大人が注視しなければなりません。
照り返しの影響が高くなる
熱は下へ溜まる性質があり、また地面からの照り返しの影響が地面に近い為高くなります。
これらの影響で大人より子供のほうが高温の環境となっています。
大人より体温調整能力が低い
子供は体温調節機能が未発達であり、発汗能力が特に未発達となります。
これにより、大人より外気温の影響を受けやすくなっています。
熱中症の症状とは？軽度の子供の対処方法についてまとめ
今回の要点をまとめたいと思います。
■子供は自身で熱中症の予防は出来ない
■軽度・中症の場合は熱中症の対処方法を行う
■重症の場合は医療機関を受診する（救急車を呼ぶ等）
このように簡単にまとめさせていただきましたが、
まずは周りの大人や親御さんが落ち着いて対処いただければと思います。
熱中症予防に水分補給は重要な部分となりますが
水分を一気にとると
「水中毒」
となる可能性がある為注意が必要ですね。
詳しくは下記をどうぞ
→水中毒になる量は？水分を取る目安は？
