【石膏ボードから硫化水素が?原理について!家の石膏ボードは大丈夫?】
石膏ボードから硫化水素が、という気になるニュースが飛び込んできましたね。
前田建設が石膏ボードの廃材を壁の隙間に廃棄したという内容となり、
この石膏ボードから硫化水素がでる危険があるようです。
石膏ボードといえば一般の家庭でも壁として利用されているはずです。
家の壁に使われている石膏ボードは大丈夫なのか?とても気になりましたので調べてみました。
結論は
■石膏ボードと水分のみでは硫化水素は発生しないから大丈夫
と、いうことですね。
では、石膏ボードから硫化水素が?原理について!家の石膏ボードは大丈夫?を紹介します。
石膏ボードから硫化水素が?
準大手ゼネコンの前田建設工業(東京)が学校法人日本航空学園(本部・山梨県)から請け負った校舎や学生寮の建設工事をめぐり、工事で出た石膏(せっこう)ボードの端材が校舎などの壁の隙間に廃棄されていたことが6日、関係者への取材で分かった。同社は「学校側と合意していた」としているが、石膏ボードは一定の条件下で有毒ガスが発生する可能性があり、環境省は廃棄物処理法違反(不法投棄)の恐れがあるとしている。
Yahooニュースより
石膏ボードからでる有害ガスが
「硫化水素」
と言われています。
硫化水素とは
硫化水素と聞いて、「聞いたことがある」と答える方は多いかと思います。
実際どんな危険があるの?と、いう質問に正確に答えれる方は案外少ないのではないでしょうか?
硫化水素がなぜ危険なのか?
高濃度で吸気をしてしまった場合
■皮膚粘膜を刺激する
■数呼吸で肺の酸素分圧が低下し呼吸麻痺を起こす
■気管支炎や肺水腫を起こす
■呼吸停止し意識不明となり、30分で生命の危機
■即死濃度では、失神痙攣呼吸停止し死に至る
硫化水素の特徴
■空気より重く下に滞留する
■滞留するため窪みなどに残り続ける
■腐卵臭がする
■高濃度では嗅覚麻痺する
■嗅覚麻痺した場合知覚できないため吸入してしまう
原理について!家の石膏ボードは大丈夫?
原理について簡単に紹介します。
まず、大前提に今回の原理は硫化水素が発生する石膏ボードの解説となりますのでご認識願います。
原理の詳細は専門的なので噛み砕いてお伝えすると、
石膏ボードと水分の反応により硫化水素が発生する。
しかし、単純に石膏ボードと水分が反応することはなく、
とある菌により硫化水素が発生すると言われている。
と、いうことです。
詳細については下記資料を参考にして下さい。
参考資料はこちら
家の石膏ボードは大丈夫?
石膏ボードと水分が反応するなら自分の家の壁は大丈夫なのか?
気になる方もいるでしょう。
安心してください。
一定の条件がそろわないと硫化水素が発生することはありません!
これは、先ほど紹介した原理の解説で紹介した内容により
家の壁に雨水や湿気など水分のみで反応が進行することはないということですね。
まとめ|石膏ボードから硫化水素が?原理について!家の石膏ボードは大丈夫?
石膏ボードから硫化水素が?原理について!家の石膏ボードは大丈夫?を紹介しました。
石膏ボードから硫化水素が発生する可能性があるのはとても怖いですね。
ただ、石膏ボードを廃棄するような場面に一般人は遭遇しないと思いますので、
気にしすぎる必要はないと思います^^