【ＴＯＢ（ＴａｋｅＯｖｅｒＢｉｄ）とは？わかりやすく解説！】
ＴＯＢ（ＴａｋｅＯｖｅｒＢｉｄ）＝株式公開買い付け
株を勉強されている方なら、聞き覚えのある言葉かと思います。
今回は、ＴＯＢは聞いたことがるけどどんなの？とか
ＴＯＢされる企業の株持ってるけどどうしたら？など
初心者に向けてわかりやすく解説していきたいとおもいます。
ＴＯＢ（ＴａｋｅＯｖｅｒＢｉｄ）とは
冒頭でもお伝えした
ＴＯＢ（ＴａｋｅＯｖｅｒＢｉｄ）＝株式公開買い付け
となります。
主にＴＯＢが行われる場合は２パターンあります。
■自社株にＴＯＢする
■他社株をＴＯＢする
それぞれのパターンの解説を続けていきますね。
自社株にＴＯＢする
自社株にＴＯＢすることにより、主に自社株の価値をあげ、株主に還元する目的で行われます。
ただ、他者の買収を防ぐ、自社を上場廃止するなどの目的で行われる場合もあります。
他社株をＴＯＢする
他社株のＴＯＢの目的は、主に他者の経営の決定権を得るために行われます。
株の保有数でその影響力が変わります。
■２０～５０％：関係子会社化、大きな影響の決定権を得る
■５０～１００％未満：子会社化、実質的な決定権を得る
■１００％：完全子会社化、完全な決定権を得る
友好的ＴＯＢ敵対的ＴＯＢについて
他社株のＴＯＢの場合には、
■友好的ＴＯＢ
■敵対的ＴＯＢ
のように、ＴＯＢされる会社の賛同が得られているか否かによって２パターンあります。
友好的ＴＯＢ：賛同を得られているのでそのままＴＯＢが行われる。
敵対的ＴＯＢ：賛同を得られていないので、ＴＯＢされる会社が対抗策をとる場合がある。
ＴＯＢされる会社の株を持っていたら
自身がそのＴＯＢされる会社の株を持っていたらどうしたらいいのか？
その株を売却する場合には、２パターンとれる行動があります。
■ＴＯＢに参加して売却
■ＴＯＢに参加せず売却
それぞれのパターンを見ていきましょう。
ＴＯＢに参加して売却
ＴＯＢに参加して売却するパターンについて
このパターンは、主にＴＯＢされた会社が上場廃止するなど大きく株価が下がる場合に取るパターンとなります。
主な取るべき行動については
■ＴＯＢの参加の決定
⇓
■指定されている証券会社の口座開設
⇓
■指定されている証券会社の口座へ株の移管手続き
⇓
■指定されている証券会社の口座でＴＯＢの申し込み
ＴＯＢに参加せず売却
ＴＯＢに参加しない場合、通常通りの売却となります。
このパターンはＴＯＢにより、ＴＯＢされる会社に大きな影響がない（上場廃止など）場合に
とるパターンとなります。
ＴＯＢ（ＴａｋｅＯｖｅｒＢｉｄ）とは？わかりやすく解説！まとめ
今回はＴＯＢについてお伝えしました。
ＴＯＢの情報が市場に出た場合は、まず株価が上昇するのが一般的です。
ですが、そのＴＯＢが友好的か敵対的かによってさらに変動します。
敵対的であれば株価が下降しますので、
もしＴＯＢされる会社の株を保有しているなら、
ニュース等の情報は常に確認されたほうがいいですね＾＾
