【放送倫理違反とは?罰則はあるのか?そもそもBPOとは?】
たびたびニュースなどで目にする「放送倫理違反」という言葉。
違反なのだから、それなりの罰則があるのかな?と、思いましたが、
どうやら、罰則についての言及がない感じです。
そもそも放送倫理違反についてや、その罰則についてわからないことだらけだったので、
個人的に調べてみました。
結論から言えば
■放送倫理違反とは、放送倫理検証委員会によって公表されたもの
■罰金等の罰則はない
と、いう結果となりました。
では、その結論となった内容について、
放送倫理違反とは?罰則はあるのか?そもそもBPOとは?を紹介します。
放送倫理違反とは?
「問題がある」と指摘された番組を、
放送倫理検証委員会の討議などを経て
意見及び勧告及び見解を出し放送局へ通知し、
記者会見で公表する。
以上が、簡単な流れとなります。
この際、委員会で放送基準法に照らし合わせて問題がある番組を
放送倫理違反とするようですね。
罰則はあるのか?
放送倫理違反した場合の罰則はあるのか?
これは、いわゆる罰金などのような罰則はないのが現状のようです。
放送倫理検証委員会が行うのは
■事前調査を元に討議
↓
■委員会で審議、審理
↓
■放送局に意見、見解、勧告を通知
↓
■記者会見でそれを公表
↓
■見解、勧告の場合、委員会が再発防止計画を求める場合がある
このように、委員会が倫理違反した放送局に行うのは
「再発防止計画」を求めることですね。
この再発防止計画を求められた放送局は一か月以内に再発防止計画を提出し、公表することを求められるようです。
さらに、放送局は再発防止計画について3か月以内に実施状況を委員会に報告し、
委員会はそれについて意見を述べ、公表できるようです。
そもそもBPOとは?
放送における言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する、第三者の機関です。
主に、視聴者などから問題があると指摘された番組・放送を検証して、放送界全体、あるいは特定の局に意見や見解を伝え、一般にも公表し、放送界の自律と放送の質の向上を促します。
このBPOは3つの委員会で構成されているようです。
■放送倫理検証委員会
■放送人権委員会
■青少年委員会
今回の「放送倫理違反」については放送倫理検証委員会による発表ですね。
まとめ|放送倫理違反とは?罰則はあるのか?そもそもBPOとは?
放送倫理違反とは?罰則はあるのか?そもそもBPOとは?を紹介しました。
放送倫理違反とは、BPO内の放送倫理検証委員会による審議などにより決定した違反のようですね。
残念ながら、罰金などの強めの罰則はないようですね。
委員会が求めるのは、放送局の「再発防止計画」の提出及び報告となるのが現状のようです。