【二百十日とは?雑節のひとつ|夏目漱石の「二百十日」について】
「二百十日」
この言葉は雑節のひとつとなります。
立春から数えて210日ということからこの言葉が雑節になったようですね。
今回は、この「二百十日」についてのお話や、夏目漱石の「二百十日」についてお伝えします。
二百十日とは
冒頭でお伝えした通り、
「二百十日」
とは、雑節のひとつですね。
立春(2月4日あたり)
から、210日後の時期を表しています。
この時期は、稲が開花する時期ですが、台風の時期でもあります。
このように農家にとっては大変な時期となるため、雑節のひとつとなっているようです。
「二百十日」の時期は台風の時期となるため、過去の人々は収穫の無事を祈る為祭りを行ったようです。
雑節とは
二百十日は「雑節」のひとつとお伝えしましたが、
この「雑節」についてお伝えします。
■雑節(ざっせつ):季節の変わりを的確に表す為の特別な歴日
主な9つの雑節について
■節分
■彼岸
■社日
■八十八夜
■入梅
■半夏生
■土用
■二百十日
■二百二十日
夏目漱石の「二百十日」について
「二百十日」
という小説があるのをご存知ですか?
あの有名な夏目漱石の中篇小説として出版されていますね。
あらすじ
■主人公:2人の青年
■二人の会話主体で進む小説
■その他の登場人物とのやりとりがありつつ、阿蘇の各地を巡る
■とうとう阿蘇山へと登る際、「二百十日」の嵐により断念する
SNS上での反応
ライブを観に来ていた女性と二百十日(夏目漱石)の読書感想を言い合っていて「テンポの良い掛け合いが良い」と言われ私はそこについてはどっちがどっちのセリフか分からなくてややこしいと思っていたので、その視点で再読してみたいと思いました。ストーリーしか見ていなかった自分が恥ずかしいです。
— 佐田・スペース・アンダルシア (@ucyu_) October 24, 2018
おはよう!月曜だ!
今日は立春から数えて210日目で雑節の「二百十日」
台風が襲来することが多い厄日とされてる。
「二百十日」といえば夏目漱石の小説。友人と阿蘇へ登山しに行く話で、実際夏目漱石もその頃に阿蘇に行ってるらしい。
因みに作中での“二百十日“は9月2日。#おはようVtuber— 二岡ゆうり@熊本在住アンドロイドVtuber (@FutaokaY) August 30, 2020
二百十日とは?雑節のひとつ|夏目漱石の「二百十日」についてまとめ
二百十日は季節の変わり目を表す雑節でしたね。
二百十日の時期は嵐(台風)の季節を表しています。
昔の人々は、気象情報が無い時代でも嵐の危険に備えるため
「二百十日」という雑節を定めたということに
畏敬の念を抱きますね!