【やけど虫による症状とは?使用する薬は?失明する可能性も】
「やけど虫」
知っている方もいるかと思います。
正式名称は
「アオバアリガタハネカクシ」
と呼ばれており、
人体にその体液が付着した際の症状がミミズ腫れになることから
「やけど虫」と呼ばれていますね。
やけど虫について
やけど虫、正式には「アオバアリガタハネカクシ」についてお伝えします。
特徴
■体長は7mmほど
■体型は細長い
■頭部と腹部と末端が黒い
■飛翔できる
■世界各地(アメリカ大陸除く)の温暖な湿地に生息している
症状
■体液にペデリン(有害物質)を含む
■ペデリンが皮膚に付着するとミミズ腫れを起こす
■発症までに多少時間が空くため、原因がわからない場合が多い
生態
■ほぼ一年中発生する
■オスは越冬しないがメスは越冬し産卵する
■産卵場所は土中
■幼虫→蛹→成虫となる
■雑食性
■農業では益虫となる
発症したときに使用する薬は?
ミミズ腫れが出てしまった場合どうすればいいのか?
薬での治療の場合は、
湿疹・かぶれ用の塗り薬や内服薬によるかゆみ止めが主に使用される。
注意することは、虫刺され用の塗り薬でメントールなどが入っているものは使用しない方がいいでしょう。
約5~10日で治るとのこと。
原因のわかる症状であれば、自身の判断で薬を使用されてもいいかもしれませんが、
ミミズ腫れがでて原因がわからないのであれば、まずはお近くの病院を受診されることをおすすめします。
失明する可能性がある
やけど虫の体液は、皮膚に付着するとミミズ腫れを起こしますが、
目に入った際、つぶして体液が付着すると激しい痛みと結膜炎をおこしてしまいます。
そのままでは失明の可能性があります。
もし目に体液が付着してしまったら、目を水で洗い流し
すぐにお近くの病院を受診するといいかと思います。
やけど虫による症状とは?使用する薬は?失明する可能性もまとめ
やけど虫=アオバアリガタハネカクシの体液には有害物質が含まれているため、皮膚や粘膜に付着した場合は炎症をおこしてしまいます。
まずは虫よけスプレーなどで虫を寄せ付けないのが一番でしょう。
虫に張り付かれた場合は、潰さず払いのけると体液の付着を最小限に出来るかと思います。
そして、もしミミズ腫れのひどい症状が出たのならお近くの病院を受診されることをおすすめします。