【DiceKeysとは?推測不能のマスターパスワードを生成できる?】
DiceKeysというものをご存知ですか?
知っている方はかなり情報や技術に関して趣向が深い方かと思います。
なぜDiceKeysが話題となってきているのかそれは、
「簡単に」
「推測不能のマスターパスワードを生成できる」
というところではないでしょうか。
そもそもDiceKeysとは?
推測不能のマスターパスワードを生成できるのか?
疑問に思いましたので調べたことをお伝えします。
では今回は、DiceKeysとは?推測不能のマスターパスワードを生成できる?を紹介します。
概要
サイコロひと振りで高度なパスワードが完成
カリフォルニア州立大学バークレー校のコンピューターサイエンティストのスチュアート・シェクターが2020年8月に発表したDiceKeysは、人生で最も重要なパスワードすべてを作成する基礎となり、何年も何十年も使い続けることができる。
Yahooニュースより
「このソフトウェアでパスワード管理ができますよ」や、
「パスワードを自動生成しますが、管理は個人でおねがいします」等々…
パスワードにまつわる悩みは尽きませんでしたが、
もしかしたらとうとうその悩みから解放される時代が来るかもしれませんね!
DiceKeysとは?推測不能のマスターパスワードを生成できる?
DiceKeysは名前の通り、サイコロを振ることでパスワードを生成することができるようですね。
DiceKeysとは?
カリフォルニア州立大学バークレー校のコンピューターサイエンティストの
スチュアート・シェクターが2020年8月に発表しました。
DiceKeys自体はサイコロ25個と専用のケース3個とバッグで販売予定です。
DiceKeys公式ページはこちら
このDiceKeysでユーザーがすることはシンプルですね。
25個のサイコロを振り専用のプラスチック製ケースに入れる。
次にサイコロの入ったケースをDiceKeysのアプリでスキャンする。
これによりサイコロに基づいて暗号キーが生成される仕組みですね。
推測不能のマスターパスワードを生成できる?
サイコロはたった6面だし、
25個でも6の25乗通りのパスワードの生成でしょ?
と、考えた方もいるかもしれません。
DiceKeysは専用のサイコロを採用していて
出たサイコロは文字と向きも認識する仕組みですね。
これによりサイコロの組み合わせは2の196乗になるとのこと!
2の196乗という数字は、正直天文学的な数字となるため、
比較として地球を構成する原子の数を見てみます。
地球の原子の数は約1.3×10の50乗とのこと。
ふむ、言葉で書くといまいち差がわかりづらいですね。
数字として展開すると
■DiceKeys
124,127,134,662,179,891,202,329,100,571,859,806,502,566,406,865,813,504,000,000
■地球の原子の数
130,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000
と、一目瞭然ですね!
まとめ|DiceKeysとは?推測不能のマスターパスワードを生成できる?
DiceKeysとは?推測不能のマスターパスワードを生成できる?を紹介しました。
DiceKeysのスゴイと思うところは、「誰でも暗号キーが作れる」というところだと思います。
サイコロを振るのは子供でも出来ますからね^^
そして、管理についてもサイコロの入ったケースを管理するだけ。
さらに、紛失等した場合でも新しく買ってまたサイコロを振って新しい暗号キーを作成するだけ。
と、難しく考える必要もない。
ようするに、すごく「シンプル」だと思いますね!